K-POPアイドルのメイクは、激しいダンスパフォーマンスでも崩れないことで有名ですよね。
特にファンデーションなどのベースメイクは、汗が大量に吹き出てしまうようなパフォーマンスやコンサートでも、メイクしたてのように完璧な状態が保たれています。
今回は、これまで長い間K-POPアイドルや韓国俳優のメイクを担当してきたというYouTuber 청담샵서영쌤(以下、ソヨンさん)が明かした、ベースメイクを崩れさせないプロのテクニックについてご紹介します。
ベースメイクが崩れる理由
ベースメイクが崩れてしまうのにも理由がいくつかありますが、代表的な原因の1つが、顔から分泌される油分(=皮脂)が多く、ベースメイクが肌から浮いてしまうというもの。この問題を解決するためには、顔から出る皮脂の量を適切な量に戻してあげること、つまりスキンケアが大事になってきます。
皮脂というのは、どんなに肌がキレイな人でも必ず分泌されるもので、決して悪いものではありません。皮脂は肌で分泌された後、肌表面に薄い膜状に広がり、肌の内側にある水分の蒸発を防ぐなど、大事な役割をしてくれます。
ですが、肌に水分が不足している状態が続くと、水分の蒸発を防ごうと皮脂が過剰に分泌されてしまう現象が起こります。
肌質のタイプでインナードライ(肌の内側は乾燥しているが、表面はオイリーな肌質)やオイリー/脂性肌の一部の人は、肌がこのような状態だと言われています。
つまり、ベースメイクが崩れないようにするためには、肌から過剰に出てしまう皮脂の量を下げる=肌の水分&油分のバランスを整えてあげることが必要です。
肌の水分&油分のバランスを整えるためには?
メイクアップアーティストのソヨンさんによると、メイクの前に使うスキンケアの中でも最後に使うクリームがポイントとのこと!
皮脂がたくさん出てベースメイクが崩れてしまうタイプの人は、ベースメイク前のスキンケアで保湿がちゃんとできていないことが多いようです。
ソヨンさんがオススメするのは、保湿がしっかりとできるジェル状のクリームを使うこと。ソヨンさんがクリームを選ぶ際に気をつけているのは
これらの成分の多くが、肌をしっかりと保湿してくれ、肌の水分が蒸発してしまう原因の1つでもある肌の熱を抑えてくれる効果があるということです。
ソヨンさんがK-POPアイドルや韓国俳優など、仕事でメイクをするときに使っているクリームはDEMAR3というブランドのシタ ドュ シールド クリーム(CITA DU Shield Cream)というもの。
このクリームを使っている理由は、これまでたくさんのお客さんに使ってきたクリームの中で、インナードライや脂性肌の人だけになく、敏感肌や乾燥肌の人にもトラブルが少なく、お客さんの満足感も高いので使ってます。
もちろんこのクリームと同じものでなくても、
- 上にあげた成分が4つ以上入っている
- ジェル状のような軽いテクスチャー
というポイントを抑えていれば、本人に合うものを使って問題ないそうです。
崩れさせないスキンケアの方法
ベースメイクを崩れさせないためにもう1つ大事なのが、クリームの塗り方。
もちろん、上で紹介したようなクリームを普通のスキンケアで使うときは問題ないですが、ベースメイクを崩れさせないという目的で使うとき、プロがやっているテクニックが、冷やしたスポンジでクリームを塗るというもの。
- NBR スポンジ
NBRスポンジのNBRとは、ニトリルブタジェンラバーという素材の略称で、合成ゴムの一種です。一般的に売られているメイクスポンジの多くが、NBR製のスポンジです。
メイクに少し詳しい人は知っている人も多い、ROSY ROSAのシフォンタッチスポンジもNBR製。
- 氷
スポンジを冷やす用 - メイクさんPickクリーム
- スポンジを氷で1分ほど冷やす
- 冷やしたスポンジにクリームをのせる
- クリームをのせたスポンジを、肌の表面を払うようにタップさせながら、肌にクリームを塗っていく
手でクリームを塗らない理由
先ほどクリームの成分を紹介したところで、肌にある水分が蒸発してしまう原因の1つに肌の熱が挙げられるとご紹介しました。
肌の熱を簡単に下げる方法が、冷やしたスポンジでクリームを塗るという方法なのだそう。
冷やしたクリームを手で塗るのと違うポイントは、冷やしたクリームを手で塗る場合、手の熱でクリームが温かくなってきてしまうため、肌の熱を取るという目的を十分に発揮できないようです。スポンジで塗る場合は、手が直接肌に触れないため、冷たさを維持できるそうです。
ベースメイクの仕上がり検証
ソヨンさんは動画内で、実際に顔の画面右側に、今回ご紹介した冷やしたスポンジを使った方法でスキンケアをし、顔の画面の左側には、手でクリームを塗る方法でスキンケアをして、ベースメイクの崩れ方に差が出るのか検証しています。
ファンデーションを塗りたてのときは、右側(スポンジでクリームを塗った側)の方のベースメイクはキレイなツヤ肌に仕上がっています。一方で、左側(手で塗った側)は、セミマット風に仕上がっています。
それぞれメイクを仕上げてから6時間後のベースメイクの状態は
左側(手でクリームを塗った側)の方は、皮脂が多く出ていて、全体的に肌がテカって見えます。ベースメイクが崩れやすい小鼻の部分は、皮脂とファンデーションがドロドロになっています。
反対に右側(冷やしたスポンジを使った側)は、メイクを仕上げた状態に比べて大きくベースメイクが崩れている様子はありません。メイクしたてのツヤ感が、減ったり増えたりすることなく維持されています。
差は一目瞭然ですよね・・・✨
ベース(メイク下地・ファンデーションなど)を塗る方法は、ブラシでもスポンジでも、仕上がりには問題ありません。
まとめ
今回は、長い間K-POPアイドルや韓国俳優のメイクを担当してきたというYouTuber청담샵서영쌤が明かした、K-POPアイドルの激しいダンスパフォーマンスにも耐える最強ベースメイクを作る方法についてご紹介しました。
ベースメイクが崩れる原因が、皮脂がたくさん出てドロドロになってしまうタイプの人は、今回の方法が参考になると思いますので、ぜひチェレンジしてみてください!
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OdiOdiのSNSではくまさん🐻。独学で韓国語を勉強し、大学進学後、周りに外国人学生が多い環境を生かし英語や韓国語の実力を磨く。大学在学中に韓国の有名大学に1年間、交換留学生として留学。「根っからのオタク気質」を生かしたサーチ力と情報力の多さが長所。パーソナルカラーは「ブルーベース冬(ブルベ冬)」。パーソナルカラーを知ったことを機に、さまざまなイメージコンサルティングに興味を持っている。
これらの成分が、最低でも4種類は入っているものを選ぶということ。
(ハングル表記は、韓国のスキンケアを買うときに参考にしてみてください💕)