K-POPアイドルといえば、ビビッドで華やかなカラーのコスメを使ったメイクが主流でした。しかし最近では、色味のはっきりしたメイク(特にアイシャドウ)をしているアイドルがかなり少なくなり、ヌーディ、ミュートなカラーのコスメを使うアイドルが急増しています。
今年大きな注目を集めたNewJeansや、IVEなど、大人気の第4世代アイドルたちも、華やかなビジュアルの一方でコスメの色味は控えめ。最近の流行メイクとも言えます。


▼トーンダウンメイクは、IVE ウォニョンのイメージが変わった要因のひとつでもある
しかしこのメイク、似合いにくいタイプも存在します。ヌーディな色味をのせた途端、何だか顔色が悪く、具合が悪そうに見えたり、老けて見えたりしてしまうのです。代表例を挙げると、IVE アン・ユジンが当てはまります。ユジンがなぜヌーディなメイクが似合いにくいのか、その理由とトーンダウンしたコスメが似合わない人の特徴、そして似合わせるためのコツを、韓国の美容系YouTuber INBORA인보라が解説しました。

メイクによって顔色が悪くなってしまうのは、パーソナルカラーの問題では? と考える方もいると思います。しかし、以下の写真を見てみるとわかるように、ブルベ向けのクールトーンのメイクでも、イエベ向けのウォームトーンのメイクでも、彩度が上がることで顔色を明るく見せ、似合わせることはことは十分に可能なのです。一方で、同じイエベ向けのメイクにもかかわらず、トーンダウンしたコスメを使うと一気に顔色が悪く、老け見えしてしまっています。つまり、トーンダウンしたコスメが似合わないのは、パーソナルカラーとは大きな関係はないということになります。



INBORAによると、トーンダウンしたメイクが似合わない原因はユジンの顔立ち、そしてメイクのポイントにあるといいます。

トーンダウンしたコスメが似合わない理由① 狭い二重幅
ユジンは、比較的幅が狭めの二重幅の持ち主。こういったタイプの場合、塗ったシャドウが奥に入り込んでしまうため、二重幅が広い人よりもシャドウを強めに入れないと色感を感じられないといいます。よって、トーンダウンメイクしたアイシャドウを普通にのせるだけだと、色味が足りず、地味な印象になってしまうようです。


似合わせるコツ
しかし、シャドウを濃く入れるにしても限界がありますよね。そんな時、シャドウの代わりに目にポイントを与えられるのがマスカラです。まつ毛を長く見せることで、目に活気とポイントが演出されます。
ここで気を付けるべきなのは、眉頭。まつ毛を強調するときは、毛の流れを活かした眉毛メイクはしない方が無難です。まつ毛も眉毛もボリュームがあると、毛のインパクトが強くなりすぎてしまうため、清潔感が損なわれた印象を与えてしまう可能性があります。まつ毛を長く見せるメイクをする時は、特に眉頭は短めにカットして整えておき、毛の流れを感じにくいように、パウダー等で眉毛をしっかり埋めることをおすすめします。


トーンダウンしたコスメが似合わない理由② 黒目、カラコンの色
ユジンは、黒目の色がかなりはっきりした黒で、黒目の大きさ自体も大きいため、白目との対比がしっかりと表れ、はっきりした印象を与える目をしています。
しかし、トーンダウンメイクをする際、ユジンはカラコンを着けてこの黒目を隠してしまっていることがあるようです。全体的なカラー感は統一されますが、直径の大きいレンズや派手な柄のカラコンが原因で目が重たい印象になり、老けて見え、違和感も出てしまっています。(直径が小さくても、派手な柄のものだと元の黒目との違和感が生じやすい)

似合わせるコツ
このような黒目の人は、カラコンを無理に着けない・ナチュラルなデザインを選ぶことで、キラキラして鮮明な元の黒目を活かすことをおすすめします。

トーンダウンしたコスメが似合わない理由③ 突出した口
ユジンは、少し口元が突出しているのが特徴。こういった場合、トーンダウンメイクによく使用されるベージュ等のヌーディなカラーのリップは控えることをおすすめします。ヌーディなカラーのリップは、唇を大きく見せる効果があるため、突出した口がさらに目立ってしまうのです。


また、グロス等で光沢感を与えるのも、口元にさらにボリュームを与えてしまいます。彩度の強すぎるカラーのリップも、口元が目立ってしまうためおすすめしないそうです。
似合わせるコツ
トーンダウンメイクをしたい場合は、ヌーディなカラーの中でも活気のある色を選ぶか、ベースはヌーディなカラー、内側に濃いめのカラーをのせてぼかすグラデーションリップに仕上げることで、似合わせることが可能です。マットに仕上げることはもちろん必須です。

以上、トーンダウンしたメイクが似合わない人の特徴を紹介しました。似合いにくい特徴を持っていたとしても、ポイントを押さえることで似合わせることは十分に可能です! トレンドのトーンダウンメイク、ぜひ挑戦してみてくださいね。