最近かなり一般的になってきた骨格診断。骨格診断とは、生まれ持った身体の骨格や質感から、体型を最も美しく見せるデザインを見つける診断※1のこと。大きく分けて、ストレート、ウェーブ、ナチュラルの3タイプに分かれます。(そこからさらに細分化も可能)服を選ぶ際など、この骨格タイプを参考にしている人も多いのではないでしょうか。
実は、服のみならず髪型も骨格タイプに深く関係してくることをご存知ですか? 自身の骨格タイプに合った髪型にすることで、顔周りや首、身体のラインをより美しく見せることができるのです。反対に、似合いにくい髪形にしてしまうと、太って見えてしまったり貧相に見えてしまったりということが起こり得ます。
本記事では、韓国のスタイルコンサルタント어썸미(AwesomeME)の動画※2を参考に、骨格ウェーブタイプにおすすめの髪型について紹介します。あくまで「体型をきれいに見せるため」のおすすめです。似合うヘアスタイルは骨格のみならず顔の輪郭や顔立ちとも密接な関係があるため、好みでない場合や自分のイメージとは違うと思った場合は、必ずしも参考にする必要はありません。自分の好みを最優先にしたスタイルも素敵です。
※1 日本では、一般社団法人骨格診断アナリスト協会認定の骨格診断アナリストのもとで正確な診断を受けることができます
※2 元動画は記事の最後に添付しています
骨格ストレート編はコチラ↓
骨格ウェーブタイプが持つイメージ、特徴
骨格ウェーブタイプの代表的な韓国芸能人といえば、IU、少女時代 ユナ、(G)I-DLE ミヨン、ソン・ヘギョなどが挙げられます。正面から見た時のボディラインが非常に女性らしく、横から見ると華奢に見える体型であることが特徴です。首が長く、体のボリュームの重心が全体的に下にある(腰やバストトップの位置が低め)ため、上半身が長く、下半身が短く見えやすいタイプでもあります。
骨格ウェーブが持つ主なイメージは、エレガント、優雅の2つです。
そんな骨格ウェーブが体型をより美しく見せ、生まれ持ったイメージを活かすヘアスタイルを叶えるためのポイントは以下の3つ。
・ツヤ感
女性らしく優雅なイメージの特徴上、ラフでドライな質感よりもツヤのある髪を演出することが非常に重要です。
・曲線
骨格3タイプの中でも骨格ウェーブは頭頂部や顔立ちが平面的であることが多いタイプ。自然なカールやウェーブで立体感を補完すると、優雅さが格段にアップします。
・ミディアム以上の長さ
タンバル(ショートヘア)よりもミディアム以上の長めの髪がおすすめ。バストの位置が低いため、鎖骨やデコルテがさみしく見えてしまいがちなので、髪でこの部分を補完することが重要です。
以下で、骨格ウェーブにおすすめのヘアスタイルと避けた方がよいヘアスタイルを、長さ別で解説します。
ショートカット
骨格ウェーブが避けた方がよいスタイル
ボリュームのないショートカット
特にうなじ周りがタイトになっているショートカットは、首周辺のさみしさをそのまま露出させてしまうため、体型をきれいに見せるという観点ではあまりおすすめできません。また、このようなショートカットはクールでシャープなイメージを与えるため、ウェーブタイプが持つ女性らしく優雅なイメージと相反してしまう可能性があります。
オイル等でボリュームを抑えたり、ストレートにしたり、髪を耳にかけたりするのもおすすめできません。ウェーブタイプのショートカットは、ボリューム感が命です。
骨格ウェーブにおすすめのスタイル
ボブヘアに近い、短すぎない長さで毛先にボリュームとカール感を与えたショートカットであれば、ウェーブタイプの持つイメージによく合うためおすすめです。セットの際は、ウェーブをつけたりスプレーでふんわりとセットしてボリュームを出すスタイリングをおすすめします。
また、ショートカットにする際はハイネックや派手なネックレス等で首周りを補完することも重要です。
ボブ
骨格ウェーブが避けた方がよいスタイル
あごより短いボブ
首周りのさみしさが目立ってしまうため、短めのボブはあまりおすすめできません。
骨格ウェーブにおすすめのスタイル
あごより長め、首の位置くらいのボブ
首周りのボリュームを補完するため、なるべく長めのスタイルをおすすめします。
+内巻きのカール
ふんわりと内巻きのCカールを入れることで首周りにボリュームを与えることができます。外ハネのカールをする場合には、ストレートではなく全体的にウェーブを入れてボリューミーなスタイリングにすることをおすすめします。
ミディアム(骨格ウェーブにおすすめのヘアスタイルNo.2)
ミディアムからは、骨格ウェーブにとてもよく似合う長さです。
スタイリングの際は、毛先に立体感を与え、適度なレイヤーを入れることで髪に動きが出るようなデザインにすることが重要。毛先に内巻きのCカールをつけたり、全体的に大きめのウェーブをかけるとよいでしょう。
ロング(骨格ウェーブにおすすめのヘアスタイルNo.1)
ロングヘアは、ウェーブタイプに最も似合う髪の長さです。しかし、長すぎるロングヘアは下半身に重心がある体型を強調させてしまうため、バストトップにかかるくらいの長さのセミロングがおすすめです。
レイヤーを入れてボリューム感を出すのもおすすめ。顔を中心に、ひし形を形成するようにボリュームを与えるとよいでしょう。
他の長さではあまりおすすめできないストレートのスタイリングも、ロングヘアなら可能です。しかし、毛先まで真っ直ぐにせず、毛先だけはCカールを入れて曲線感を演出すると、骨格ウェーブが持つイメージを活かすことができます。
また、重い印象を与えるようなスタイリングよりは、エアリーでふんわりしたイメージを意識すると、骨格ウェーブが持つイメージと調和するためおすすめです。髪色も同じく、真っ黒やダークブルー等の濃すぎる色よりは明るめの色がよりイメージに合う傾向にあります。
髪を結ぶときのポイント
髪を結んでアップスタイルのヘアアレンジをする際は、首周りがさみしくならないようハイネックや首元に装飾のある服を着たり、ネックレスや大きめのピアス、プチスカーフ等の華やかなアクセサリーを着けたり、後れ毛やエギョモリ(産毛のような短い後れ毛)を出し(カール必須)、バランスを整えることをおすすめします。
髪を結ぶ位置は、骨格ウェーブの場合後頭部が平坦な場合が多いため、中間の位置では結ばず、高め、または低めの位置で結ぶのがおすすめです。
ハーフアップも、ある程度ボリューム感の出る髪型のためおすすめです。一方で、後れ毛なしのオールバックポニーテールは避けるのが無難です。
以上、骨格ウェーブタイプに似合う髪型を紹介しました。ぜひ参考にして、生まれ持った美しさをさらに磨いてみるのはいかがでしょうか。