K-POPアイドルやインスタグラマーたちのSNSを見てみると、とてもよく撮れた他撮りのベストショットの数々が並んでいますよね。人物がきれいに写っていることはもちろん、構図やポーズも美しい、感性あふれるおしゃれな写真を自分も撮ってみたい! と思っている人も多いのではないでしょうか。
実は、インスタグラマーたちのような「人生ショット(人生の中でめったに撮ることができないような奇跡の1枚のこと)」はコツさえつかめば簡単に撮影できてしまうんです。今回は、韓国のインスタグラマーやモデルなどのプロ直伝の、写真を上手に撮る方法について紹介します。友達や恋人の写真をきれいに撮ってあげるためにも知っておくべきポイントがたっぷりです!
撮影前の確認事項
カメラ
1.人物写真を撮るときは、スマートフォンの基本カメラを使ってください。アプリを使用すると画質が落ちてしまうこともあるため、ひとまず画質も性能もよい基本カメラで撮影し、気になる部分があったら後からその部分のみを補正することをおすすめします。
2.撮影画面にグリッド(縦と横に引かれたガイドラインのような線)を表示させておきます。安定した構図の写真を撮影するため、このガイドラインは必須です。
レンズの仕様上、グリッドで画面が9分割されたときに中心の格子に入った被写体は小さく、それよりも外側の格子に入った被写体は伸びて写ります。これを利用して、スタイルがよく見える写真を撮影します。
3.撮影前には必ずレンズを拭いて、鮮明な写真を撮れるようにしておきましょう。
光
屋外で撮影する場合、太陽の光はきれいな写真を撮るために非常に重要なポイントのひとつです。
午後1~2時頃は、太陽が真上にあるため顔に影が差してしまい、きれいな写真が撮りにくいです。
この時間帯に撮影する際は、あごを少し上げ、顔に太陽の光が差すようにすると、顔が明るく写ります。不自然だな.. と思う場合は、いっそ思い切り顔を上げて「太陽の光を浴びてますショット」にしてしまうのもおすすめです。横顔や後ろ姿にするのもよいでしょう。屋内でも、真上から差している照明には注意が必要です。
また、横を見ている写真を撮影する際には、顔が向いている方に空間を作ると構図が安定します。
最もきれいな写真が撮れる時間帯は、ずばり午後3~5時の間。この時間に撮影すると、全身に光がまんべんなく当たるため明るくきれいで発色も美しい写真を撮ることができます。
全身ショットを撮るときのコツ
全身ショットを撮るとき、意外にやりがちなNG撮影法
まず、多くの人がやりがちなミスとして挙げられるのが「脚が長く見えるように、しゃがんで下から撮影する」こと。下から撮影すると脚は長く、顔は小さく写るのですが、先ほど説明したように、外側の格子に入った被写体は伸びて写ってしまうため、近くからこのように撮影してしまうと頭が伸びたり、脚が伸びすぎたり、靴が異様に大きく写ってしまったりと、なんだかおかしな比率の写真になってしまいます。
全身ショットを撮るときの正しい撮影法
正しい撮影方法は、撮影者はしゃがんだりせず普通に立って、カメラを少しだけ手前に傾ける、たったこれだけ! この時に重要なのは、被写体との距離。3~4メートルほど離れて撮影するのが理想的です。
中心とその下の2つの格子の中に全身が収まるような構図で撮影しましょう。水平になるよう、横のグリッドも意識してください。
撮影場所の都合上、2つの格子の中に全身を入れるのが難しいという場合は、太ももやすねまでを入れて、上半身のみを撮影するとよいでしょう。
上半身ショットを撮るときのコツ
脚を写したくなかったり、顔をより鮮明に映したかったり、撮影場所が狭かったりする時におすすめなのが、上半身ショット。腰より上を目安に、中心の格子に顔が入るように撮影すると、顔が自然に小さく写ります。
横顔を撮るときは、中心から少し外れた位置に顔を入れてもOK!顔や頭部が前後に伸びるので、より立体的に写ります。
シチュエーション別・きれいに写る方法
ここからは、現役のフィッティングモデルであるダイェさん直伝の、シチュエーション別のポーズのコツを紹介します。
椅子などに座っている時
撮影者がいる方向の脚を上にして脚を組み、体をカメラと反対方向に向ける
こうすることで、脚がすらりと長く見えます! 上半身はどこを向いていてもよいのですが、携帯を触ったりカバンを触ったり、コーヒーを持ったりと、なるべく自然体な雰囲気を演出するとおしゃれ度がアップします。
椅子に座るときは深く座らない! 浅く、お尻を乗せて寄りかかる程度に座る
こうすることで、脚がよりまっすぐに長く見え、太もももすっきりして見えます。
スカートを履いている時は、スカートが横に広がらないよう整える
こうすることで、腰回りが華奢に見えるだけでなく韓国通販のモデルさんの写真のようなおしゃれな雰囲気になります。
立っている時・歩いている時
カメラから遠い方の脚を前に出す
カメラから近い脚を前に出すと、隠れた方の足が短く見えてしまいます。遠い方の脚を前に出すことで、両足がすらりと長く見え、すっきりした写りになります。
壁の前にいる時
なるべく壁に近づき、軽く寄りかかる
壁と中途半端な距離が開いてしまうと、構図が不安定になってしまうため、なるべく壁に近づいて撮ってもらうのがポイント。軽く壁に寄りかかると、脚も長く見えます。
階段に座っている時
上から撮る
脚を長く見せようと、下から撮りたくなってしまいがちですが、実は上から撮った方が脚は長く細く、顔もシュッとすっきりして見えるんです。
ダイェさんのインスタはこちら↓
https://www.instagram.com/davly0y/
以上、インスタ映えするきれいな写真を撮る方法を紹介しました。まるで韓国の芸能人や通販サイトのモデルのようなきれいな写真が簡単に撮れるので、ぜひ参考にしてみてくださいね。