最近、韓国芸能界でスモーキーメイクが再流行中なのをご存じでしたか? NewJeansのようなナチュラル志向のメイクが流行している一方で、そのガールクラッシュな魅力で圧倒的な存在感を発揮している最新のスモーキーメイクについて解説します。
スモーキーメイクとは?
スモーキーメイクといえば、第2世代K-POPアイドルのド派手なメイク、という印象がある方も多いと思います。そもそもスモーキーメイクが最初に韓国で流行り出したのは、2009年のBrown Eyed Girls(2006年結成のガールズグループ)のメイクが発端。当時のスモーキーメイクは目の周りをがっつり暗い色で囲んでおり、一般人が普段するメイクでは到底真似できないような、ザ・ステージメイクといった感じでした。
以前のスモーキーメイク
しかし、現在流行中のスモーキーメイクは当時とはかなり様子が違います。以前はとにかく「派手」「強烈」「セクシー」といった印象を与える女王のようなメイクでしたが、最初スモーキーメイクは「上品」「洗練」といった全体的に落ち着いたものとなっており、一般人にも真似しやすくなっているのです。最近ではBLACKPINKやIVE、aespa、(G)I-DLEなど数多くのアイドルがスモーキーメイクを施されています。
最近のスモーキーメイク
最近のスモーキーメイクの特徴
アイラインがナチュラル、シャドウの陰影がメイン
以前のスモーキーメイクは、アイラインの主張がとにかく強いのが特徴で、太く、濃く、はっきりと、目尻は長めに、というのがスタンダードでした。しかし最近流行中のスモーキーメイクでは、アイラインよりもシャドウの陰影がメインになっています。アイラインを引くとしても、なるべく細く繊細に引かれていることがわかります。
以前のスモーキーメイク
現在のスモーキーメイク
まつ毛を強調
アイラインが細くなったぶん、まつ毛メイクで目にポイントを与えるようになりました。上下共に、束感のある長いまつ毛を演出するのがポイントです。
アイシャドウの色が多彩
以前のスモーキーメイクでは、ブラックがメインカラーになることがほとんどでした。しかし最近では、トーンダウンされたミュートなスモーキーカラーを使用しており、そのカラー展開もグレーやプラムカラーなど多様です。
アンダーメイクの変化
以前は、アンダーメイク(下まぶたメイク)もアイラインは太く引き、シャドウは広く塗るのがスタンダードでしたが、最近はどちらも控えめに、アイラインは細く、シャドウも狭く塗るのが流行りです。
リップやチークはあえて愛らしく
以前のスモーキーメイクでは、メイクの雰囲気に合わせてチークやリップはかなりヌードなカラーか、パキッとした濃いレッドリップを選ぶことがほとんどでした。しかし、最近のスモーキーメイクではリップやチークはデイリーメイクで使用するような、ほのかなカラー感のあるものを使用しているため、以前より柔らかく愛らしい印象を与えます。
おすすめアイシャドウ
最近流行りのスモーキーメイクに挑戦したアイドルやインフルエンサーたちが使用していた、スモーキーメイクにおすすめのアイシャドウは以下の通り。
Dior バックステージ アイ パレット #002 クール
WAKEMAKE ソフトブラーリングアイパレット #06 ココアブラーリング
Glint アイパレット インザスターズ ミッドナイトスティール
CLIO シェードアンドシャドウパレット シャドウギャラリー
CHANEL レ キャトル オンブル 352番(BLACKPINK リサ使用)
Hakit ホリーモリーレイヤーパレット #06
BOBBI BROWN Eye shadow #04 TAUPE、#32 Espresso、CHANEL STYLO YEUX WATERPROOF 42 GRIS GRAPHITE(BLACKPINK ロゼ使用)
espoir エスポア リアルアイパレット オールニュー #1号 エブリーベージュ
シャドウを塗る際は薄い色から順に少しずつ、ブレンディングをよくしながら塗っていくのが、きれいな陰影を作るポイントです。
以上、最近流行りのスモーキーメイクについて解説しました。ぜひ参考にして韓国のトレンドを取り入れてみてくださいね。