美容女子の間ではもはや常識になった「パーソナルカラー」。パーソナルカラーとは、その人の生まれ持った髪、瞳、肌に調和する色のことで、大きく分けるとイエローベースとブルーベースの2つに分類されます。パーソナルカラーに合った色のものを身に着けると、肌の色がより明るく透明感があるように見えるため、特に洋服やコスメ、ヘアカラーを選ぶ際に参考にしている人も多いのではないでしょうか。
パーソナルカラーに合わないものを使ってはいけないという訳では決してありませんが、やはり自身のパーソナルカラーから大きく外れたアイテムを使用すると顔色がくすんでしまったり、老けて見えてしまったりすることがありますよね。でも自分好みのファッションアイテムをあきらめたくない！ という方のために、本記事では「K-POPアイドルから見るパーソナルカラーとは違うカラーの服を似合わせるコツ」を紹介します。
※本記事は、韓国のパーソナル美容コンサルタント코디제니の解説を参考にしています。ここに挙げられるアイドルたちのパーソナルカラーは、あくまでアナリストによる予想です。実際に見て診断した場合、結果が異なることがあります。
パーソナルカラーとは違うカラーの服を似合わせるコツ① 得意な色と混ぜる
似合いにくい色の服を着る時は、似合う色と組み合わせて着るのがおすすめ。
イエベ秋だと言われているBLACKPINK ジェニーは、ただ真っ白なシャツを着ただけでは肌のトーンが明るく見えません。しかし、彼女の得意なカラーであるミュートトーンのカラーの服を上に羽織ることで、苦手な色を取り入れつつも、自身の肌トーンをよりきれいに見せることができます。
ブルベ夏ブライトで知られるRed Velvet アイリーンは、パーソナルカラーの関係上真っ黒な服が似合うタイプではありません。しかし、黒いTシャツの上からブルベ夏に似合うブライトな青のジャケットを羽織ることで、肌のトーンがかなり明るく見えていることがわかります。
パーソナルカラーとは違うカラーの服を似合わせるコツ② リップカラー
カラーコスメの中でもメイクの仕上がりに最も大きな影響を与えるのが、リップ。リップさえ自身に合うカラーを選んでいればそれ以外のカラーコスメ（アイシャドウやチーク）はパーソナルカラーと違うものを選んでも問題ありません。自身に似合う色のリップを塗ることで顔色がぱっと明るく見え、パーソナルカラーと違う服を着ることで顔色が暗く見える現象にも勝つことができます。
Red Velvet アイリーンの例を見てみると、リップが与える影響の大きさがわかります。左の写真では、パーソナルカラーに合った白の服を着ていますが、リップが合っていないせいでどこかぼんやりとした印象になってしまっています。右の画像は、ブルベ夏ブライトが得意ではない色の服を着ているにもかかわらず、リップのおかげで顔の印象が明るく見えています。
パーソナルカラーとは違うカラーの服を似合わせるコツ③ ヘアカラー
髪色もまた、肌のトーンに大きな影響を与える要素のひとつです。似合いにくい色の服を着たとしても、自身のパーソナルカラーに合った髪色にしていれば服のせいで顔色が悪く見える現象を避けることができます。
TWICE チェヨンは、ブルベ冬。ブルベ冬は肌の色との対比の大きい色が似合う傾向にあるのですが、この日は対比の小さな白のTシャツを身に着けています。しかし、ホワイトブロンドの髪色がそれをカバー。顔色をぱっと明るくしています。
パーソナルカラーとは違うカラーの服を似合わせるコツ④ ジュエリーを活用する
顔周りに光沢感のあるジュエリー（パーソナルカラーに合ったもの。イエベならゴールド系、ブルベならシルバー系）を持ってくることで、パーソナルカラーに合わない服のせいで暗くなってしまった肌トーンを明るく見せることができます。
パーソナルカラーとは違うカラーの服を似合わせるコツ⑤ 首元の開いたものを選ぶ
特にパーソナルカラーに合わない暗いトーンの服を身に着ける場合は、首元が空いたデザインにするのがおすすめ。似合いにくい色はできるだけ顔から遠い位置に持っていきましょう。
パーソナルカラーとは違うカラーの服を似合わせるコツ⑥ 素材を活用
シースルーやレース、シフォン等、肌の色が透けて見える素材のものを選ぶのもおすすめです。似合いにくい色を顔から遠ざけて肌のトーンを守る方法のひとつです。
また、光沢感のある素材は、光が反射するため一般的な素材よりも顔色が明るく見える傾向にあります。
パーソナルカラーとは違うカラーの服を似合わせるコツ⑦ 全体の雰囲気を統一する
メイクや髪色、髪型などをそのファッションの系統に統一することで、大きな違和感なく苦手な色を着こなせることもあります。
TWICE ナヨンはブルベだと言われていますが、メイクやファッションをイエローベース向けのアイテムに統一することでイエベスタイルも難なく消化できています。少し黄みを抑えたアイシャドウや服の色を選んでいるという工夫も見られます。
以上、パーソナルカラーとは違うカラーの服を似合わせる方法を6つ紹介しました。パーソナルカラーを意識したファッションやメイクを意識すると、肌のトーンが明るく見えたり若々しく見えるというメリットがありますが、必ずしもパーソナルカラーを守らなければいけないわけではありません。自分が着ていて気分が上がる、好きな色やアイテムを楽しむのが一番です。それでも肌のトーンを諦めたくないという方は、ぜひ本記事をコーディネートの参考にしてみてくださいね。
