写真に写った自分の顔にショック・・ 私ってこんなに目が小さかったっけ? こんなにのっぺりした顔だったっけ? と落ち込んだ経験がある人は多いと思います。実は、写真写りが悪くなってしまうのには理由があります。その理由を知り、対策をすれば写真写りの悪さを劇的に改善することができるのです。
ということで今回は、写真写りが悪い人の特徴と、写真写りをよくするためのポイントについて紹介していきます。
写真写りが悪い理由① カメラとの距離
まず、女優キム・ダミの写真を見てみましょう。左右の写真を比べると、顔の余白の広さがかなり違っていることがわかりますよね。左の写真は余白が少ない分、相対的に顔のパーツが大きく見え、はっきりした顔立ちに見えています。
この写りの差は、カメラとの距離が大きく関係しています。カップの底面を様々な距離から撮影してみると、カメラから遠く離れれば離れるほど側面部分が映り込みます。人間の顔を撮影した時も同じ現象が起こります。遠くから撮られるほど顔の余白は広く写り、近くから撮るほど余白が減ります。
また、顔のパーツの大きさも、カメラとの距離によって変わってきます。カメラとの距離が近いほど顔のパーツは大きく写り、遠いほど小さく平面的になります。
つまり、写りのよい写真を撮影するためには、なるべくカメラから近い位置で撮影するのがおすすめ。インカメラの自撮りだと写りがいいのに、他撮りは写りが悪いのは、これが理由であることが多いです。
実物に近い写りの写真を撮りたいときは、カメラから60~90cm※離れて撮るのがベストです。※この距離が、人と人が接する時の一般的な距離だと言われているため
写真写りが悪い理由② レンズの歪み
カメラレンズは基本的に、画角の外側に行くほど被写体が歪んで(伸びて)写ります。そのため、顔が画角の端に寄った状態で撮影すると顔が長く写ったり、鼻が大きく見えたりと、きれいな写りにならないことが多いです。顔を撮影する際は、なるべく顔が画面の中央に来るように意識することが重要です。
写真写りが悪い理由③ ほほ骨、エラが発達している
ほほ骨やエラが発達している人は、写真より実物の方がいい! と言われがちなタイプです。ほほ骨とエラの張りが、写真には平面的な余白として写ってしまい、のっぺりとした顔立ちに見えてしまうためです。実際に会って60~90cmの距離で見ると、写真よりもはるかにすっきりした、立体感のある顔に見えるでしょう。
写真写りが悪い理由④ ほほがふっくらしている
ほほがふっくらしている人も、③と同じ理由で写真ではのっぺりとした顔立ちに見えてしまいがちです。
写真写りが悪い理由⑤ 鼻が大きく、横幅がある
鼻筋よりも鼻先の幅が広い(団子鼻、小鼻が張っている)場合、レンズの歪みによる影響を受けて鼻が実物以上に大きく見えてしまいます。
写真写りをよくするためのコツ
写真写りをよくするための最も効果的な方法は、カメラになるべく顔を近づけること。どうしても離れた距離から撮られなければならない場合には、以下の対策をとることで写真写りの悪さを緩和することができます。
・メイクで顔立ちをはっきりさせる
つけまつ毛、アイライン、シェーディングなどを普段より濃いめに入れましょう。余白に顔が埋もれてしまうのを防ぐことができます。
・目立たせたくない部分(小鼻、ほほの張り等)のツヤをパウダーで抑える
・鼻先のハイライトを少し上にのせて鼻の長さを短縮(鼻が大きい/長い人向け)
・涙袋の横幅をいつもより広めに作る
目の横幅が伸び、余白が目立ちにくくなります。
・髪型で顔に影を作る
サイドバングなど、顔の横にかかる髪を作ることで顔に影を落とすことで、顔の余白を減らすことができます。
以上、写真写りが悪くなる理由と写真写りをよくするためのコツについて紹介しました。簡単に取り入れられる対策が多いので、ぜひ参考にしてみてください。