最近、日本でだんだんと注目を集めているメンズメイク。
「メイク・化粧は女性がするもの」という固定観念が壊され、自分を良く見せる方法の1つの方法として、メンズの間でも血色感をよく見せるような色つきリップや、クマやニキビなどを隠すコンシーラーなどのアイテムが少しずつ注目されてきています。
メイクをする上で一番重要なのは眉毛というのをみなさんはご存知でしょうか？これはメンズだけに限らず、女性も同じです。
人間は人の顔を見るとき、視線の約90％が顔の上半分である目元や眉毛に集中すると言われています。つまり、目元や眉毛の印象が、その人の顔の印象を決めていると言っても過言ではないのです。
そこで今回は、韓国の有名メイク・ヘアサロン「スンス」で、K-POPアイドルや韓国芸能人のメイクを担当しているヒョジョンさんがレクチャーする、「メンズ眉の整え方」をご紹介します👏🏻
第2弾の【眉の描き方編】はこちら↓↓
自分の眉をチェック
眉毛を剃ったり描き始める前に、自分の眉毛の状態を1度チェックしてみましょう。
眉の部分が濃い／薄いのか、左右を見比べた時に非対称になっている部分はどこなのかなどをチェックして、自分がなりたい眉の形・濃さなどの目安をつけます。
一般的に、眉は黒目の上あたりを少し濃くして、眉頭（顔の中央側）と眉尻（顔の外側）の部分は中央部分に合わせて自然に薄くすると、立体感も生まれ程よい濃さになります。
眉の剃り方
用意するもの
・眉用のカミソリ
・（乳液 or ヴァセリン）
・眉毛用ハサミ
・スクリューブラシ
剃り始める前に、肌が弱い人や剃りたい部分の毛量が多い人は乳液やヴァセリンなどの液状が重めのスキンケアを塗ることをオススメします。
肌になにも塗っていない状態でカミソリを直接肌に滑らせると、皮膚を傷つけてしまいかゆみや赤みなどの原因になってしまうので、それを予防するために、乳液やヴァセリンなど少し重めでとろっとしたスキンケアを眉の周りに塗ってから、カミソリを使い始めましょう。
カミソリは、100均などで売っているふつうのカミソリタイプで構いませんが、ヒョジョンさんのオススメは電動タイプ。
というのも、ふつうのカミソリタイプはキレイに剃れる分、失敗しやすい可能性が高いため、慣れないうちは「剃りたい部分だけ剃る」というのが難しいのだそう。
逆に、電動タイプは当てた部分が1回ですべてキレイに剃れるわけではないため、手先が器用でない人も「剃りすぎた💦」という失敗を防ぎやすいそうです。
もちろん、手軽に手入れしたい人、まだ初心者だからあまりお金をかけたくないという人はふつうのタイプでもまったく問題ありません！
剃る方向と順番
まず、眉の下部分を眉尻側から眉頭に向かって剃っていきます。自分が目指す眉の形になるように剃っていくのですが、どこまで剃ったらいいかわからないという人は、剃り始める前に自分がなりたい眉の形をあらかじめ描いておくのもTipの1つです。
青い点線：カミソリを動かす方向
剃るときは1動作ですべて剃ってしまおうとは考えず、少しずつ細かくカミソリを動かして剃っていくと失敗しにくくなります。
次に、ハサミを使って長い眉毛を切っていきます。このときスクリューブラシで眉毛の毛並みを生えている方向に軽くなでるように整えます。
スクリューブラシは眉毛を整えるときだけでなく、描くときにも必須のアイテムなので準備しておくと良いでしょう。100均でも買うことができますよ！
スクリューブラシで毛並みを整えると、先ほど剃った眉毛の下のラインよりも下に伸びている長い眉毛が何本か出てくるかと思います。この眉毛の下のラインよりも長い部分を眉毛用のハサミで切ります。
このとき、ハサミはできるだけ切る部分の皮膚と垂直になるように持ちましょう！ハサミの側面が自分側に傾いたりしていると、切りたくない上の方の毛まで短くなってしまいます。
眉毛の長さを整えられたら、次は眉頭・眉間部分を整えていきます。
眉頭・眉間部分は顔の中心に近い部分なので、眉毛が濃かったり中心に近い部分にまで生えていると垢抜けない印象に見えてしまいます。
毛の量が少ない眉間部分は、カミソリを細かく少しずつ動かすようにしながら整えていきましょう。
眉頭に近い部分は、自分がなりたい眉毛に必要な部分／必要でない部分を見極めながら、少しずつなりたいラインに近づくように整えていくと失敗しにくいです。この時も、あらかじめなりたい眉毛の形を描いておくと便利ですね。
（特に赤い点線で囲んだ部分は垢抜けには必須！）
次に眉の上部分を整えていきます。
多くの人は、眉の中央部分から少し眉尻側に、眉毛が高い位置まで生えている部分があります。この部分を眉山と呼びます。
この眉山は特に男性の場合、濃く生えていたり、とても高い位置まで生えていることが多いです。この部分の毛量や高さを調節することで、よりすっきりとした印象の眉毛に仕上がります。
眉の上部分を剃るときは、カミソリの使い方に注意です！
生えているすべての毛を一気に剃ってしまうと、剃った部分の肌が青白く見えてしまいます。それを防ぐために、カミソリをトントンと軽くたたくように当てて剃っていくと、すべての毛を剃らずに、毛の量を自然に少なくすることができます。
濃く生えている部分の毛量を少なくする方法
眉の一部分だけ濃く生えている場合、ほかの部分と眉の濃さを合わせると、眉がより整った印象になります。
毛量が多い部分を調節するには、スクリューブラシで眉の濃い部分の毛を、毛が生えている方向と逆向きに持ち上げます。こうすると、眉の濃い部分の毛の根元が見えます。
根元が見えたら、眉毛用のハサミを使って1本ずつ切っていきましょう。このとき、1本切ったらすぐ隣の毛を切るのではなく、1本空けた隣の毛を切るようにしましょう。すぐ隣の毛を切ると、切り終わって全体を見たとき変な空間ができてしまうことがあるからです。
まとめ
今回は、「メンズ眉毛の整え方【眉の剃り方編】」をお届けしました。次回は【眉の描き方編】で、整えた後の眉毛をさらにキレイに見せるための眉毛の簡単な描き方・初心者にオススメの眉毛を描くときのアイテムをご紹介します。
長く続くマスク生活によって、男性もより目元の印象が重要になってきました。今回の記事を参考に、自分の眉毛をアップグレードしてみてはいかがでしょうか。
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OdiOdiのSNSではくまさん🐻。独学で韓国語を勉強し、大学進学後、周りに外国人学生が多い環境を生かし英語や韓国語の実力を磨く。大学在学中に韓国の有名大学に1年間、交換留学生として留学。「根っからのオタク気質」を生かしたサーチ力と情報力の多さが長所。パーソナルカラーは「ブルーベース冬（ブルベ冬）」。パーソナルカラーを知ったことを機に、さまざまなイメージコンサルティングに興味を持っている。
